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2015年12月

2015年12月 9日 (水)

『新らんちうのすべて』~読み合わせ【第1回】~

お待たせいたしました。

話題の『新らんちうのすべて』の、ふんぺい的解説を始めたいと思います。

まず最初に、当書の発刊に関する背景を少し。

一部のらんちゅうの本質を深く追究したい愛好家に熱狂的に受け入れられた、前著『らんちうのすべて』が大人の事情??で絶版になった影響で、コアな部分は残しつつ全面的に増補改訂されたのが今回の『新らんちうのすべて』だと位置づけられると思います。

主にどこが新しくなったか?を挙げると。

①「らんちうであることの存在理由とは何か?」を豊富な画像と図で解説する部分を大幅に増やした。(6ページ~26ページ)

キーワードは、“フナに戻る”です。

特筆すべきアイデアは、骨格写真や肉瘤の組織構造(26ページ)です。

②本書の目玉は、渡谷氏の会用魚の解説です。(27ページ~51ページ※紙面が薄緑色なのですぐ分かりますね。)

ご存じない方もいらっしゃると思いますので、渡谷卓司氏のことを書いておきます。

渡谷氏は、90年代に関東を中心に活躍されたらんちゅう愛好家なのですが、観魚会を筆頭にその活躍の場が多岐に渡っているんです。『らんちゅうカタログ』成美堂出版刊で、当時良いなと思った魚が軒並み渡谷氏の魚だったのを覚えています。

そんな誰もが認める実力者が、会用魚の解説を損得無しに披露しているのだから困っているベテランも多いのでは?と思えるんですね。

この二点が主な追加点なのですが、ここがまた文章がねじれていたり分かりにくいと専らの評判で・・・・。

Photo
あと、本書の趣旨は図解すると上のようになるのでは?と私は思っています。

協会系(日らん系)と宇野系というらんちゅうの二つの潮流がありますが、どちらの系統にも共通する“らんちゅうの基本”があると思うんですよね。

型とかタイプとかテーストとかを抜きにして、『らんちう』の大事にしないといけない土台になる部分。

それは先達が極めた“らんちゅうに対する考え方”で、全てのらんちゅう愛好家が目指すべき肝であるということ。

これを分かり易く解説するのが本書の趣旨だと思うのです。

本書の内容は、協会系も宇野系も関係ない共通認識としての『らんちうのすべて』なのだと私は思っています。

さあ、『らんちゅうの基本』とは何ぞや?という問いをこれから一緒に読み解いてみようと思います。お付き合いください。

次回より項目別に見て行くことにいたします。

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