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2014年5月 3日 (土)

★GW集中エントリー★ 名付けて“近江錦”改良中

検証の為、浜錦の交配をしています。らんちゅうではない品種を繁殖すると、色々な発見があります。どのように形質が分離していくか、またはしないのか。これは繁殖してみないと分かりません。予想外な発見は、らんちゅうにフィードバックできるものと期待しています。

そんな中、思わぬ発見がありましたのでご報告します。

1
上は明け二歳の浜錦。でも様子が違うのが分かりますか?

もっと近づいてみましょう。

2
ん?! 背びれがない?!! しかも普通鱗じゃないの??

そうなんです。背びれの欠如個体や不完全個体が結構出たんです。何故?

なんかスイッチが入ったんでしょうか。それとも浜錦は早い段階で背びれの欠如した品種が交配されたんでしょうか。当初はすごいカオス状態だったと聞いています。何が出てもおかしくないそうですが、背びれ有りから無しへ移行しようとしている個体が出たんでしょうかね。

個別に見ていきましょう。

3
普通鱗ですよね。背のピークが二つ。しかも腰のピークには棘が出ています。何か背びれが無くなって行く過程を見ているよう。

4
最初の個体から進むとこんな背になったりして。らんちゅうでもこのようなフタコブラクダみたいな背が散見されますよね。

5
二瘤で腰の最終端に背びれがチョロリ。背が高く峰っぽいのと背ビレの相関関係が手に取るように分かりますよね。

らんちゅうの改良過程でもこのような背が沢山出たんだと思うんです。

ということは、この個体群を掛け合わせば背ビレなしが固定されるかも?

浜錦の背ビレなし個体。名付けて『近江錦』なんちゃって!!

この個体群を見ていて以下の絵を思い出したんです。

東京国立博物館所蔵 栗本丹洲筆 『博物館魚譜金魚』図

1
背を見てください、良く似てますよね。

2
どちらもランチュウで忠実に模写されていると考えられます。

以上のことから、江戸時代にすでにこのような形態の個体があり、なおかつ背の改良の度合が垣間見れるわけです。

浜錦も背ビレの欠如個体から案外新しい品種か誕生するかも??

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