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2013年3月16日 (土)

らんちゅう(金魚)が流行らない理由

ファストファッション(ユニクロを筆頭にH&M等々)が流行る今日。

着るものに興味が無くなって「ま、こんなもんでいいや」的な発想で済ましてしまうようになってどれぐらい経つのでしょう?バブルが弾けてデフレの世の中になって早や20年。

バブルを実感として知らない世代が30代以下なんですよね。質素倹約が当たり前の世代が30代以下の世代なのだと思うのです。自動車免許を持たない若者が増加しているそうです。彼らは消費することの喜びや浪費を知らない世代と言っても良いかもしれません。

言い換えると、欲望というものがいくらでも膨張するものであることを、実感として知らない世代なのかもしれません。

年収400万円時代とか、労働者の3分の一が非正規雇用となっている時代。

趣味なんかにお金を浪費する時代ではいつの間にか無くなっているのです。小さくまとまることが是とされる時代。縮小均衡。

こんな世の中なら、『らんちゅう』なんぞに興味を示す若者なんていませんよね。場所は取るは金は掛かるわ。誰が好き好んでそんな苦役のような趣味に手を出します?ネットで育成ゲームをやっているほうがマシと考えても何ら不思議はないですよね。ユニクロなどファストファッションに通じる考え方でしょ?

そういう意味において、40代以上と下の世代には、明らかな文化的なジェネレーションギャップが存在しているのです。

多様な趣味を担っている年齢を調べてみてください。60代以上であることに愕然とします。そして年齢構成は40代を境に激減しているはずです。下の世代に行くほど極端に少なくなっている逆ピラミッド型になっているはずです。

それは伝統芸能や農業などの衰退している産業も同じ年齢構成になっていると思います。若者はどこへいったのか?

昨日のテレビで囲碁の報道があったのですが、この世界も中国・韓国に押されているそうです。囲碁人口が減って層が薄くなっているのが原因だとか。囲碁に興味を持つ若者はどこへ行ったのか?

少子高齢化社会が原因でしょうか?相対的に若者の人口が減っているのは事実ですが、あまりにも各方面の若い担い手が激減していると思いませんか?

おそらく教育が大きな要因なのだと思うのですが、明らかに経済的理由で趣味の多様性を知らずに生活を送ってきた世代が増加しているに違いないのです。

今更彼らに「らんちゅうを好きになってください」なんて言えませんし、きっと興味を示さないでしょう。お金のかからないネットから、不法にアップロードされた漫画や動画を、ただで堪能するのが当たり前の時代。誰もが創作者に正当な代価を払わなくなった心寂しい時代。それが現代の一面なのではないでしょうか。

前々から言っているように、こんな面白い趣味があっても知る必要はないし、たとえ知っても興味として長続きしない世代が確実に増えていることに、我々は危機感を感じずにはいられないのです。

いずれ廃れてしまうのではないか。日本人の営々と築いてきた文化的な厚みは無くなってしまうのではないかという不安。

この不安は、やっと政権が代わって良い方向に動いていくような予感がしていますが、果たして、またぞろA新聞などの偏向報道が増えれば、気まぐれな国民は騙されるとも限りません。反なんたら運動の多くは、日本のことを「この国は」という枕詞で、当事者意識を放棄している輩なのですから。

決して30代以下の方を卑下したり非難したりしているわけではないんです。ただ生きている時代が悪かっただけ。不可抗力なのか?そう言ったら元も子もないか・・・・。つまりオジサンからの提言はただ一つ、自分の国の歴史や文化に少しでも興味を持ってみてってことです。そこから始めましょうということ。サッカー日本代表を熱狂的に応援するのと同様に。

これ以上、日本の文化や歴史に誇りが持てない根なし草の若者を増産しないで欲しい。そして少しでも後継者と呼べる若者たちで、それぞれの分野が活気づくことが、「日本を取り戻す」ことなのだと思うのです。

20130313_091756国立科学博物館 金魚系統図

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【7】金魚全般」カテゴリの記事

コメント

はじめまして、30代のものです。
オークションの宇野系しか飼ったことがありませんが、関西方面の会に入ろうと考えています。

会については、全くの未知なので、メールをいただけると有り難いです。

投稿: スリング | 2013年3月17日 (日) 15時40分

こんにちは。

私は人工授精に反対です。

投稿: 星の王子 | 2013年3月17日 (日) 16時19分

お久しぶりです。

せっかく囲碁の話題が出たので少々。
そもそも今の若い世代は初めから囲碁に興味を持たないと思います。
覚えようとしてもまず基礎の段階で敷居が高い。ここでかなりの数がふるい落とされます。
最初の段階を越えたとしても味や面白さを理解し上達していけるのはさらに少数。
そこまでして手間ひまかけて上達したところで恩恵が無さ過ぎる。生活の足しにもならない。
趣味として楽しむにしても一局打つだけで長時間かかる。
これじゃ他にもっと分かりやすく遊びやすいものが多数存在する現在では人が付きません。
いっぽう支那朝鮮では国をあげて囲碁を奨励保護しているほどです。
(日本は長年そういう政策一切無し)

せめて勝った場合に魅力的な見返りがある仕組みにでもすれば流行りそうなものですけどね。
素人玄人問わず。
あとは国が保護する価値あるものをもっとしっかり保護すべきでしょう。
本職の棋士にしても現状だと各種棋戦で戦果が芳しくない場合は年収二百万にも満たないほど。
何をするにせよ生活の安定が第一です。

金魚にしてもこれは同様でしょう。
金魚の場合支那はじめ各外国から見た目に新しいのがどんどん入ってきてますね。
形だけでなく色に特化したのも多いようで。
金魚にあまり触れたことの無い人には比較的ありふれた形+面白い色の組み合わせが分かりやすいのでは。
結果なんかよく分からない掛け合わせで作られたのまで人気博しちゃったりと。

この点でもらんちゅうは飼育人口を増やすという意味で不利だと思います。
金魚をあまり知らない人が金魚と聞いて最初にらんちゅうを思い出すでしょうか?
つまりいわゆる一般的な金魚の基準から離れているんですね。
色にしても(柄はともかく)赤白のみで多様性はありません。
そして飼い方作り方。
最初の敷居を越えられればハマっていく人も多いですがそれでも極めていくには手間ひまかかります。
その果てに品評会がありますがこれに優勝しても経済的恩恵が得られるわけではありません。
(その隙を突いて札束でほっぺたペシペシやってくるのがいるとか何とか・・・)

伝統の維持は極めて重要なことですが経済的な安定を伴わなければ難しいと思います。
自己満足だけでどうにかなるものとは思えません。
そして流行らせるには金銭的な恩恵が必要不可欠です。現実問題として。
そこから競争率が上がれば愛好家の数も増えそうなものですが。

投稿: もこもこ | 2013年3月24日 (日) 22時49分

皆様、こんばんは。

出合い頭師匠が物申す。

色に惑わされている人に伝統は通用しない事。
面被りで十分に注目を引ける事。

趣味はお金をかける事。

趣味でお金を稼ぐのは、趣味もお金を稼ぐのも中途半端な事。

趣味でお金を稼ぐ、又はお金を稼ごうとするのは趣味ではない事。

(お金を稼ぐのが趣味の人は別です。)

獅子頭らんちゅう(宇野式らんちゅう)を維持、発展させて行くのにお金が絡むとろくな事がない事。

お金が絡むと裏切り者が商売を始める元になる事。

忙しくても、お金がなくても好きな金魚は飼育ぐらい出来る事。
(繁殖しなければいい事)
寝る時間が有るなら世話する時間がある事。

人間は裏切る生き物な事。
(一部を除く事)

以上です。

投稿: 星の王子 | 2013年3月25日 (月) 01時15分

もこもこさん、ご無沙汰しております。

囲碁の詳細な情報ありがとうございます。そうなんですか。日本も場当たり的な政策ではなく、日本人が日本人である所以の、未来を見据えた政策を推し進めてほしいですね。
趣味は経済的余裕が無ければ成立しないものですよね。仰る通りだと思います。全てを投げ打って趣味をやるって人は皆無なんだし・・。

投稿: ふんぺい | 2013年3月25日 (月) 09時58分

星の王子さん、おはようございます。

随分と割り切っちゃってますね~(^^;)
「趣味と実益」って言葉がありますが、なかなか両立しないのが世の中ですよね。

宇野系だけではなく、金魚を生業にして失敗した愛好家を何人も見てきています。あくまで趣味は趣味、そして欲をかかない程度にエサ代ぐらいは金銭のやり取りはあっても良いかもしれません。
でも、保存維持しようと思ったら金銭の損得では続けられないのがらんちゅうだと思います。宇野仁松を見れば分かるってものです。
趣味には天井がないことを知らないとやってられませんね。(^^;)

投稿: ふんぺい | 2013年3月25日 (月) 10時05分

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