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2012年12月

2012年12月26日 (水)

【匁(もんめ)再考】~『らんちゅう飼育の手引き』

宇野先生唯一の書と言われるのが『らんちゅう飼育の手引き』です。

ところがこの書、実は昭和初期に著されたものなんですね。ということは、飼育器具や飼育技術の発達変遷も考慮の上で読まないと、見当外れの理解となってしまう可能性があります。その時代背景をも知った上で読み込まないと、大変な誤解をしてしまうことになってしまうのです。

そんな中でも、現在ではほとんど使用されていない度量衡が“匁(もんめ”です。この小冊子にはグラムと“匁”も併記されています。

また、普段、魚の重量など計量することがないにも関わらず、本書では大きさの目安として重量を基準されていることに違和感を感じる愛好家は少なくないのではないでしょうか。

ならば、その大きさと重量のイメージを現代の尺度に変換して検証しないとイメージが沸かないことと思うのです。

五月上旬頃孵化した仔魚は、六月中旬には約3センチ(約一寸)近く成長しております。それがその秋には鶏卵大75グラム(20匁)以上に育ち、翌年の秋には150グラム(40匁)、三年目には260グラム(70匁)以上に発育して成長期を終わります。~『らんちゅう飼育の手引き』~

『蘭鋳花傳』を読み解く~3~“匁と大きさ”

『蘭鋳花傳』を読み解く~5~“『匁』再考”

上記の『蘭鋳花傳』を読み解く~5~“『匁』再考”で考察・検証した結論が以下になります。

10匁(40グラム)→10センチ

27~30匁(100グラム)→15~20センチ

40匁(150グラム)→20強センチ

80匁(300グラム)→25センチ?

宇野先生の『らんちゅう飼育の手引き』と比較参照すると、『蘭鋳花傳』とほぼ一緒なのが理解出来ます。

つまりこういうことです。

昭和初期のスタンダードサイズと昭和40年代のサイズには変化がない。ということは、その大きさを忠実に踏襲しているのは、現代らんちゅうとしては、協会系らんちゅうよりはむしろ宇野系らんちゅうが近いと言えるということです。

そのように考えたら、協会系らんちゅうは、何故それほどまでに大きくなってしまったのか?または、今のサイズは近年、何を根拠に是としてきたのか?ターニングポイントはいつだったのか?

この疑問は、協会系をされている愛好家は、今一度考え直さなければいけないのかもしれません。余計なお世話かもしれませんが、“らんちゅうとは何か”を突き詰めれば、らんちゅうの未来は自ずと見えてくるようにふんぺいは思うのです。

らんちゅうは飼う人の心を投影する

謙虚にらんちゅうと向き合うことは、会魚一辺倒の考え方から一端離れることが必要なのではないでしょうか。

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2012年12月24日 (月)

寒い朝

今朝はいつになく足元から冷えます。

滋賀北部は大雪だそうです。

庭に出てみると・・・・

1

置いてあったボールに水が溜まって、それが凍っています。

おや?氷が変!?

2

氷柱が出来てますよ!

根元が上部より細いし、なんでこんな形になるの?びっくりマークみたいな。

3

上から水滴が落ちるものは何もないし・・・・

それにしても綺麗。自然の為せる技なんでしょうけど不思議。

ほら、網にエアレーション(冬でも付けてる)のしぶきが。

4

こんなのも。

5

美とはこんなところにも潜んでいるんですね!

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2012年12月22日 (土)

若者の減少と愛好者の減少の関係

私たちが子供の頃、いつもそばに生き物が居ました。

もちろん金魚、そして小鳥(文鳥・カナリヤ・ジュウシマツ)、犬、猫、昆虫(コオロギ・鈴虫)などなど。

戦後、高度経済成長とともに、衣食住が足りて経済的な余裕が身近なペットに目を向ける心の余裕を作ったのでしょうね。

その最初の洗礼を受けた世代がいわゆる団塊の世代と言えるのでしょう。そして今、その世代は定年を迎え社会の第一線から退こうとしています。

私なんかは絶えず団塊の世代が上に居て、そのとばっちりを受ける印象しかないんですけどね。(^_^;) 悪く言うと、ケツ拭き世代みたいな。(そして祭りの後みたいな・・・。)

そんな話しはさておき、伝統工芸もしかり、農業もしかり、色んな分野で後継者が居なくなっていることは皆さんご存知の通り。

根本で、日本人全体が、日本の伝統や郷土や自国に対する愛情をないがしろにしてきた結果なのではないかと思うのです。

普通の国ならナショナリズムは当たり前に認められてきたのに、日本ではナショナリズム=軍国主義みたいな構図で、日本をけなすことを教えられてきたんだと思うのです。いわゆる自虐主義ですね。

結果、戦後教育が生み出した鬼子が拡大再生産され今に至っているのだと思うのです。スポーツの時だけ自国を意識する歪められたナショナリズムは、不健康であることに早く気が付くべきです。

さらに景気の低迷と政府の無策によって、文化の担い手に躍り出ていた中間層が壊滅的に減少してしまったのです。デフレが当たり前の世の中になり、それに慣れてしまった若者は、決して決して冒険はしないし、小さくまとまることに何も違和感を感じなくなってしまったのです。ユニクロで満足する世相は決してほめられたものではないのだと思うのです。

保守と革新。
保守=旧態依然、革新=清新鮮烈なんてイメージでいたら駄目です。

保守ほど難しいものはない。革新ほど底の浅いものはない。私はそう思います。世間で言われるイメージとは正反対なんだと本当に思うようになりました。

若者が自国の文化に安心して関心が持てる国、そんな当たり前の国にしていかなければ、私たちが死ぬ頃には、らんちゅうなんか滅んでしまっているのではないかと危惧します。それはイコール日本人が滅ぶことだと思うのです。今、健全なナショナリズムを“取り戻す”ことこそが求められているのではないでしょうか。

年末の忙しい時に政権が替わり、日本人であることに気が付かせる言説が増えてきたことを素直に喜んでいるふんぺいでした。

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2012年12月15日 (土)

発泡スチロールは偉大だ

詰め飼いして小さく、調子が悪かった当歳を昇温飼育しています。

マグロ用発泡スチロールの箱を水槽代わりにして。

Rimg0215

150L(150センチ×55センチ×20xセンチ)ほど入る箱なんですが、これが事の他よさげです。

ヒーター一本放りこんでおけば、20度なら20度に保温してくれます。普通の水槽ならそんなわけにはいきません。側面や底面からの放熱はバカにならないんですよね。ヒーター一本だけなら発泡スチロールのように保温はできません。

発泡スチロールの場合は、あとは上面からの放熱を少なくするべく波板をかぶせれば、かなり効率的に電気代もあんまり心配しないで飼育が冬でも可能なようです。

外気温にあまり左右されない発泡スチロールの特性は、実は夏でも威力を発揮するんです。水温の上下動が少なく、しかも緩慢ですから金魚にやさしい水槽と言っていいのではないでしょうか。

叩き池以上の保温力があるのは確かです。軽いので扱いやすいです。しかしただ一点、難点があるのは、紫外線で表面が劣化しやすいってことでしょうか。次第に粉を吹きます。その難点を克服すれば水槽として利用範囲は広がるように思うんですけどね。

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2012年12月13日 (木)

冬の管理

去年の冬は、投げ入れ式の濾過槽を各池に設置して、冬季の水質管理をしました。

この方法で成果をあげられている方もいらっしゃるんですが、うちではあまり効果はありませんでした。効果を発揮するだけの低温時でも働く濾過細菌が活着していなかったのではないかと推測されますが、そこまでの管理は出来ないと感じ、今冬は採用していません。

低温になると、魚は水底でじっとしています。

Rimg0220 水槽の端に集まっている

水底は植物プランクトンの消長で死骸が降り積もり、次第にヘドロ状に変化しています。当然のことながら、低温でも腐敗は着実に進行するんだと思います。

やがて水底は池の中でも最も悪い環境になっていることでしょう。その中に半冬眠の魚達は過ごしていることになります。

低温時といえども一カ月でかなり水底にヘドロが溜まっていることを体感する愛好家も多いことでしょう。わずか一カ月でそうだとすれば、冬季の三カ月は魚にとって過酷な環境と言えないでしょうか。

新陳代謝が不活性化しているので、春の一回目の水換えで軒並み調子が悪いという経験をお持ちの愛好家も多いことと思います。要は春まで時限爆弾のように病状を持ち越しているだけと言えるのではないでしょうか。

Rimg0221

ならば、どうするか?

冬季に定期的な池のメンテナンスをするべきではないのか、そう思うのです。

関西の愛好家は、おしなべて冬季は放置することが多いんです。環境改善よりも魚を動かすのは魚に悪いと昔から言い習わされているからです。

かくして厳冬期でも水質の悪化は少しづつではありますが着実に進んでいることになります。

金魚用語で“床直し”とは、金魚を冬眠から起こす最初の作業という位置づけで使用されますが、字面から言えば、“寝床の乱れを整えて寝やすくする”という意味あいのほうが適当にも思えます。そう考えたなら、冬眠中の、まさに寝床である水槽の汚れ落としと水質管理をすると捉えたいですね。

まあだからと言って万人が冬眠中に無闇に魚を触って良いわけではありません。あくまで自己責任でお願いしますよ。

そういうわけで、冬眠明けの魚の調子を少しでも良い状態にしたいがための試みなのです。

Rimg0216 マグロ用発泡スチロールを水槽に

シーズンオフは段々することが無くなると、楽しい妄想の季節となるんですよね。

妄想してますかぁぁ!

普通は、妄想って言っても来年の春のことが多いんですけどね。このブログ見て頂いて分かる通り、主に落ち着いてじっくりと考察するのは冬の間が多いですね。従って冬季のほうが更新が多いんですよね。

冬の夜長を楽しもうじゃありませんか!

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2012年12月 7日 (金)

瓢箪かららんちゅう

知人の歯医者さんからこんなもの貰いました。

20121206_190459

瓢箪にらんちゅうの絵が。

しかも面被りですよ。

しゃれおつです。

こういう楽しみ方もよろしおまんな。(笑)

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2012年12月 4日 (火)

浜錦ふたたび

異常ですよね。どう考えてもおかしいと思うんですよね。

Rimg0211

ん~これが肉瘤とは!

名付けて桃尻頭!?

遺伝形質ですよ。肉瘤の出ないらんちゅうに、どんなにエサをやっても肉瘤が出ないのと一緒ですよね。出るものは出る!

普通にエサをやってもこんなになるんだと思うんです。“肉瘤増進”なんてエサは存在しないんです。

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頭にお尻付けてどぉすんのよって感じですよね。

つるん、ぷりん、ぽよよ~んって感じです。

これを気持ち悪いと思うか、可愛いと思うか。

そしてらんちゅうも、その心性を踏襲するわけですね。

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2012年12月 1日 (土)

水産用手袋

もうすっかり冬眠ムードですよね。

水温低すぎて水触る気しませんよね!

「さあ、一念発起して今年最後の水換えじゃ!」って意気込んで、はじめは良いとしても、ものの5分もすれば芯から手が冷たくて「や~めたっ!」になりますよね。

そんな時どうするか?

いいこと思い付きましたよ!

じゃ~ん!!

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水産用ゴム手袋ぉぉぉ~(※ドラえもんの口調で)

これ、いいです。

二の腕までカバーしてます。

装着すると、

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ほら、普通の手袋だと後ろから水が入ったりしますよね。それは絶対ありません!

口はニットになってフィットしております。

ほれ!

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ぜ~んぜん、冷たくない~!!何時間でも水換え可能!

いいぞ!これはいいぞ!

そう言えば、水産関係の方がゴムのエプロンとゴム長履いて、この手袋しているの見たことあるなあ。な~るへそ!

なんか装着すると、子供の頃、長靴履いてわざわざ水たまりに入ったような高揚感を感じずにはいられません。

これで冬と早春の水換えも苦になりませんぞ!

因みにホームセンターで1500円くらいでした。

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