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2012年11月28日 (水)

浜錦に想ふ~水泡的肉瘤~

ふんぺいは、自分で検証しないと満足しない性分なので、何でも一応やってしまいます。実地検分してはじめて納得するのは、今始まった事ではありません。宇野系らんちゅうというもののルーツ探しや、重要愛好家訪問によって、宇野系らんちゅうについて恐らく誰よりも詳しい域にまで達してしまうほどまでエスカレートしてしまうのもこの性格から来ているようです。

最近では、“浜錦の肉瘤の成分及び組成とは?”との疑問も同様です。

今回、またまた訳あって浜錦の優良個体を入手し、不幸にも殺してしまいました。浜錦は結構繊細な品種のようですね。そこで絶好のサンプルとして、皆さんにその上記の疑問に応えるべくリポートとしたいと思います。

早速画像をご覧ください。

Rimg0199

なんとも立派な丸い肉瘤?本当にこれが二歳なのでしょうか?死亡して少し経っているのですが、生存時は、この水泡状の物体はもっと張りがあって透明感がありました。

触った感じはブヨブヨしていて袋状で中身が液状ではないかと想像されます。

しかし、袋の中身は液ではありませんでした。

Rimg0200

キリで突き刺してみると・・・・液は流れ出ません。

つまり、水泡眼のようなリンパ液ではないのです。穴が空いて中の液が漏れだし萎むということはないのです。

前の記事で検証したように、これも中身は同様のゼリー状、もしくはゼラチン状の物質が封入されているということなんです。

物質の成分までは私には検証する術はありませんが、水分を十分含んだコラーゲンではないかと推測されます。コラーゲンは組成上、水分を物質内に多く含むようになっています。よって体調によって肉瘤の消長もあるのではないかと考えられます。

肉瘤の成分が脂肪(油)だとすると水との親和性がないので簡単には消長はないはずです。水分を含んだコラーゲン物質だとすると、体内環境の不調から水分が失われて萎むとする推測も間違いではないように思うのです。

らんちゅうの肉瘤も体調が悪いと一夜にして萎んだりするのは、同様の作用かと思われます。

これで結論が出ました。

プリンプリン、ぷるんぷるんした浜錦の頭部の水泡状の発達した物体は肉瘤であるという結論に達したんです。

浜錦愛好家の方に言わせれば、そんなの当たり前だよって言われそうですが、一般愛好家にしてみれば疑問だったんですよねえ。

らんちゅうはあんな肉瘤、死んでも出来ませんから、ある意味あの肉瘤は貴重だと思うんです。

ただその貴重な意味を浜錦愛好家は認識されているのかは窺い知れません。これは明らかに遺伝的形質なのですから、特徴をより顕著に発現している個体を種親にして保存しなければいずれ消失してしまうものではないかと思われます。

泳げなくなるほど肉瘤が大きくなったら駄目なんて、泳ぎ重視の種親を選定していたら、いずれ形質が無くなるのは、らんちゅうを見ていれば判るようなものです。

未だに浜錦の特徴はネット上でも混乱して収拾がつかないのが現状のようですが、やはり肉瘤考的に考察すれば、

何よりも二つのボール状の瘤を有した個体を優品とし、それを種親として繋ぐべきかと思うのです。

※ふんぺいは、らんちゅうの肉瘤を多角的に考察するために浜錦を検討しているのであって、浜錦を素材として何かをしようとしているわけではありません。

何か聞くところによると、らんちゅうに浜錦を掛けて、浜錦の肉瘤の遺伝的形質を付けようとする輩が居るようです。血を入れた時点で、先達が営々と築いてきたものを無にするのが判らないのでしょうか。東錦に浜錦を掛け合わせて鈴木東が出来たと聞いたことがありますが、それとは訳が違うはずです。(少なくとも背びれあり同士である)
F1で幸運にも背びれなし個体を得ても、次代は大変なことになるはずです。繋げば繋ぐほど混沌とするのは遺伝の基礎を知っていたら出来る所業ではありません。そこまでして会用を作っても意味はないでしょう。らんちゅう文化を根底から覆すことになる禁じ手であることを肝に銘ずるべきです。

浜錦に想う

浜錦に想う(訂正他)

浜錦に想ふ~肉瘤考的検証~

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【7】金魚全般」カテゴリの記事

コメント

らんちゅう文化を根底から覆すことになる禁じ手であることを肝に銘ずるべきです。

はい!

右京さん!

蝶尾と交配させません。

投稿: 星の王子 | 2012年11月29日 (木) 16時12分

こんばんは。
右京さん、って・・・
『相棒』でっか??

もっとも、頂点眼とらんちゅうを掛け合わせたバカはここにいますがね!

遺伝形質の検証の為ですけど!背びれなし同士なんでまだマシでしょうけど。。

投稿: ふんぺい | 2012年11月30日 (金) 00時11分

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