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2010年12月

2010年12月31日 (金)

大晦日異変

泊まり明け、大阪から帰宅途中、京都に着く頃には一面真っ白。

大津では吹雪。電車は徐行していました。

朝からの雪で、すでに庭は
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すっかり雪化粧。

波板も乗せてないので池には雪が入り放題で、ところどころ
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シャーベット状になっています。もうこうなったら触ることもできません。

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優に15センチは積もっているのでしょう。

こんなに降ることは滅多にありません。まして大晦日にこんな大雪は生まれてこのかた記憶にないです。

雪が溶けて水の調子が崩れるのではと危惧しています。

今年は暑い夏に、思いがけない大雪。異常な一年でした。

来年こそは!と思いながら一年過ごしちゃうんでしょうけど、皆さん、体に気をつけて来年もよろしくお願いいたします。良いお年を!!

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2010年12月24日 (金)

冬眠中の試み

すっかり暇になって、皆さんもこの時期には、是非ともインフラ整備などに思いを巡らすことをお勧めします。そうすれば来年も楽しくらんちゅうライフが送れるかと思います。

で、ですね、こんなことを考えました。

魚は冬眠に入りました。

魚達はどのように冬越しをしているのでしょう?

寒い日は底で動かず、暖かい日はゆらゆらと水面に浮かびながらゆっくりと過ごしているわけです。

しかし、冬眠といえども魚達は新陳代謝をしながら生きながらえており、その証拠に青水が濃くなったり、次第に排泄物が底に沈殿したりするわけですよね。

このような状態の時、水中はどうなっているのか?

最後の換水時から、徐々に排泄物はアンモニアとして水中に蓄積されています。低水温時といえども、確実に水質は劣化するわけです。青水の場合、アンモニアや窒素を分解してくれますが、それも限界があり、いずれ水槽という閉じられた系は破たんに向かっていくはずです。

春の初めての水換え時の状態とは、水質としては最悪の時と考えて間違いないといえるでしょう。

ならば、『水質劣化の改善で春の魚の状態をよりよくするプロジェクト』を考えてみることにします。毎年課題としていることを、もう少し突き詰めて考えてみるということです。

少ないとはいえ、水換えをしないことによるアンモニアの蓄積をどう排除するか?

☆水槽内の環境を積極的に整えたらよい
         ↓
        具体的には?

1.定期的に底水を抜き、水を入れ替える。(ヘドロやアンモニアを排除するか低減する)

2.物理濾過及び生物濾過を導入する(アンモニアを無害にする)
生物濾過とは、“アンモニア(有害)→亜硝酸(有害)→硝酸塩(無害)”のサイクルを水槽内に導入するということです。

このどちらかをすれば、理論的には良いということになります。

で、ふんぺいは試みとして今回以下のことを試行することにしました。

2の物理濾過及び生物濾過の採用です。要は投げ込み式の濾過器を水槽に投入するってだけの話しです。先日、にしきさんのお話に影響されて全面採用を決めたんです。プラケースを使った濾過器。どこまで威力があるのか判らないですが、やってみる価値はあると思います。プラケース濾過器は、私は自作しましたけど販売もされています。簡単な仕組みなんで採用しやすいですね。エアーレーションで水流を作り出し、濾材に水を循環させ濾過をするというものです。
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水温が低いので濾材に濾過バクテリアが活着するには時間が必要でしょうから、今から投入しておけば一か月ぐらいしたら作動しはじめるのでは?と考えています。それまでは物理濾過の作用を期待したいと思います。

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水槽に沈めるとこんな感じ

水槽の大きさと濾過器の容量があっているのかも使用してみないと判らないですし、思ったように生物濾過してくれるかは環境にもよるかと思うんですよね。

水質がどのように変化するのか検査すれば良いのでしょうが、そこまでやる気力はないですし・・・・(^_^;) ま、春に魚が元気に起きだしてくれれば成功ということにしておきましょう。

マネしちゃえって人もあくまで自己責任でお願いしますね。決して現時点で結果は出てないのですから。

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2010年12月19日 (日)

琵琶湖の縁より

今年もいつの間にか年の瀬ですね。

今年も色々な方との出会いがありました。あっと言う間に過ぎたように思いますが振り返ってみると結構プライベートは激動でしたね。

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地図で見ると琵琶湖の一番狭まった場所で、あと少しで瀬田川になる場所にふんぺいは住んでいるのです。本当に琵琶湖の縁でしょ?

らんちゅうに関してこれだけネタが尽きないとは思いませんでした。なんでもかんでもらんちゅうに結びつけながら趣味を楽しめるとは、誰も想像できないことでしょうし、ある意味前人未到なのかもしれませんね、。(^_^;)

これだけあーでもないこーでもないって言いながらも、まだまだ底なし沼なんですね。語りつくせない“らんちゅう”とはいったい何者なんでしょう。。。。

嗚呼、こうやって来年も琵琶湖の縁でらんちゅうと格闘するんでしょうね。

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2010年12月14日 (火)

鑑賞とはなんぞや?~書棚リスト~

飼育実践が無くなると滅法暇になりますよね。

そういう時にこそ読書なんてよろしいかと。

色々と興味を持っているものに対してテーマを決めて読書をすることは良いことですよね。そんな中、ふんぺいは以前より我々が、普段あまり気に留めずに行っている“鑑賞”という行為が、実際のところどういうものかということに絞って考えています。

“鑑賞魚”の“鑑賞”、『ただ見て楽しむだけの魚』。なんて心もとない魚なんでしょうね。別に存在しなくても誰も困らない魚。ただ慰みだけの儚い存在。

そのようなことをとめどなく考えていると、色々なことを勉強するハメに陥ります。そんな一端を少しご紹介します。

以前にも少しご紹介しましたが、ふんぺいの書棚には以下のような本が並んでいます。

・『眼はなにをみているか~視覚系の情報処理』 池田光男 平凡社

・『脳の中の身体地図』 サンドラ・ブレイクスリー マシュー・ブレイクスリー  インターシフト

・『「見る」とはどういうことか~脳と心の関係をさぐる~』 藤田一郎 化学同人

・『脳のからくり』 竹内薫 茂木健一郎  新潮文庫

・『脳は美をいかに感じるか~ピカソやモネが見た世界~』 セミール・ゼキ 日本経済新聞社

・『どうして色は見えるのか~色彩の科学と色覚』 池田光男・芦沢昌子 平凡社

・『感覚と錯覚のミステリー~五感はなぜだまされる』 日経サイエンス社

・『脳のなかの幽霊』 VS.ラマチャンドラン、サンドラ・ブレイクスリー 角川書店

・『視覚世界の謎に迫る―脳と視覚の実験心理学』 山口真美 ブルーバックス

・『「芸術力」の磨きかた~鑑賞、そして自己表現~』 林望 PHP新書

・『世界は分けてもわからない』 福岡伸一 講談社現代新書

・『遺伝子・脳・言語~サイエンス・カフェの愉しみ』 堀田凱樹・酒井邦嘉 中央公論新社

・『脳は絵をどのように理解するか~絵画の認知学』 ロバート・L・トルソ 新曜社

・『脳の中の美術館』 布施英利 ちくま学芸文庫

・『視覚の文法~脳が物を見る法則』 ドナルド・D・ホフマン 紀伊国屋書店

・『タテジマ飼育のネコはヨコジマが見えない~あるのに見えない、ないのに見える感覚と心の不思議』 高木雅行 サイエンス・アイ新書

・『遊びと人間』 ロジェ・カイヨワ 講談社学術文庫

・『ホモ・ルーデンス』 ホイジンガ 中央公論新社

・『人が快・不快を感じる理由』 武者利光 河出書房新社
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こうやって見てくると興味の方向性が何となく判るかと思います。

見る=鑑賞する→視覚→脳 :脳の特質・習性の理解

鑑賞する→遊び→人間の特性→快とは→芸術とは ・・・・etc

“視覚”ってミリ単位で精密に見ることが出来る反面、気が付かない部分ですごくいい加減なんです。

鑑賞とは、そんな砂上の楼閣の上に成立しているものであることを理解しておかないと、ものすごく独りよがりの理論になってしまうと思うんですよね。

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2010年12月11日 (土)

水換えは続くよいつまでも&トキン

本日も気温10度を下回っておりますが水換えをしております。

水換えは、もうこれで最後にします。。。。。

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ついでにちょっと撮影会。

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二歳のトキンがあがったタイプ。宇野系でも二歳でこのようにハッキリと出るタイプは見ないと思います。

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二歳でこれだけ膨隆すると三歳はどうなるんでしょう??

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みんなもうしっかりと頭の上の“おまんじゅう”の片鱗が見てとれます。

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2010年12月10日 (金)

淘汰圧

“淘汰圧” あまり聞いたことがない言葉ですね。

これは遺伝学上の用語で、遺伝特性を方向付けるプレッシャーみたいな意味あいで、まさに淘汰を受ける圧力という字義です。

先日、ネットで右巻きのカタツムリと左巻きのカタツムリの話題をご覧になった方も多いかと思います。

本来、カタツムリは右巻きなんだそうです。ところがある地域だけ左巻きが主流になっているんだそうです。何故か?

左巻きの地域には、カタツムリを好んで食べるヘビが生息しているんだそうです。そのヘビはあごの構造上、右巻きのカタツムリは食べられるけど、左巻きは食べられないそうなんですね。それで左巻きが残ったということなんだそうです。

ヘビが淘汰圧となってその地域だけ左巻きのカタツムリばかりになったってことです。

淘汰圧はどのように生物に作用するかは千差万別。だからこそ人間という圧力でどんどん変化している金魚の遺伝とはどういうものかも推して知るべしなんでしょうね。

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2010年12月 9日 (木)

冬眠の準備

12月9日ですが、今年はまだ水換えをしています。毎年そろそろほったらかしの体勢なんですけどね。

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二歳

苔を擦って出来る限り良い環境で冬越しを、と思っています。

春先調子を崩すことが多いのは、冬の間の水の管理が悪かったからなんですよね。
そうは言っても従来は“冬眠に入ったら魚を動かすことはご法度”ですね。

ならば、ギリギリまで水換えをして冬の間に水換えをしないで済むように持っていくか、もしくは積極的に冬場でも水換えをするべきなのか迷うところですね。

冬場でも一カ月も水換えしてないでおくと、底にはヘドロが溜まっています。いくら水温が低いからと言っても、魚は底のほうに居るわけですからヘドロの中を泳ぐことになり、状態を悪くすることになるのではないかと危惧するわけです。

定期的な水足しと底をさらうことをしないといけないのかもしれません。良く黒ソブが出る時は水質が悪いことが多いです。底水を抜くだけでも効果はあると思うんですよね。

で、今冬はヘドロの除去と水質の安定の為の足し水をやる予定です。

皆さんは無理をなさらないでくださいね。あくまでも自己責任でお願いしますよ。結果が出たらまたご報告します。

冬場も水質管理を怠らない!

を実践してみます。

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2010年12月 4日 (土)

痩せると・・・~らんちゅうの骨学~

こんな画像を用意しました。

まあ、見事に痩せこけた個体!

何を隠そう、内臓が悪いのか太らないし餌も食べないんですね。でも生きている。筋肉も無くなってしまったんでしょうね、フラフラ泳ぐだけ。らんちゅうとは思えない容姿。

骨格シリーズ最後はこの個体を見て頂くこととします。

見るも無残なバランスもへったくれもない状態なんですが、余分なお肉をそぎ落とすとどうなるかを如実に物語っているのでご紹介したいと思います。言っときますが、うちの個体はみんなこんなに幅が無いってわけじゃないですから!(^_^;)

病気で痩せこけた個体(二歳)
Photo
絵に描いたような切妻型で、そっと手を置いたら、切れそうなまでのソリッドな峰が見えますね。幅が無いので屋根の傾斜もきついですよね。“馬の背”でまさに背幅だけしかありません。要らないお肉は一切ないのでこれまでのお話が手に取るように理解出来ることと思います。この個体、背は決して高くないですよ。

目幅以上の背幅はありませんから、そのあたりもしっかり理解出来る個体となっています。皮と骨だけにするとこんなに細いのか!って思いますよね。ふんぺいが神経棘に拘る理由も判ってもらえるのではないでしょうか。肉を付ける意味が理解出来ると思います。

病気で肋骨を畳むということがあるのかどうだか判りませんが、こんだけ細長いと少しがっかりしますね。頭骨の重要性もこれで判るかと思います。

実物で見ると今までのお話が良く理解できるのではないでしょうか。ふんぺいはこんな個体も置いているのか!ってそっちのほうに驚く??(^_^;)

実は一連の落とし所はここだったりしたんですが・・・・・(笑)

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2010年12月 3日 (金)

神経棘をさらに考える~らんちゅうの骨学~

拙い図を書いてみました。

頭骨の後ろを輪切りにしたものとして見てください。

6つのパターンで考えてみました。

1.楕円型(フナ型) :最も原始的

2.おむすび型   :底部が広いが背は尖っている   

3.丸型:いわゆる丸胴

4.雪だるま型(二段背・二階建て):らんちゅうはほとんどがこれになる

5.切妻型(傾斜 急):理想に近いが屋根部分の傾斜がきつい

6.切妻型(傾斜 緩):体幅があることによって屋根の傾斜が緩いA_2

以上のように便宜的に簡略化しました。おむすび型に明記したように、全てのパターンは脊椎骨・肋骨・神経棘がこのように体を貫いていると考えてください。※型の名称もふんぺいが便宜的に付けました。

こうやって見て行くと、ポイントは神経棘の長さと肋骨の幅が重要であるのが判ってくると思います。

神経棘はどのパターンでも背中を押し上げる役目をしていて、多かれ少なかれ“峰”を演出しているのが判ります。さらにどのパターンも痩せさせると“馬の背”になる可能性が高いことも判るかと思います。真ん中に柱があるテントをイメージすると良いかと思います。

つまり、骨格に肉付けされた程度によって魚の見え方は、左右されると考えられると思います。神経棘から肋骨までの肉の付き具合は、魚によって傾向が違うと思われます。らんちゅうの全てが上記のどれかに当てはまると考えられ、例外はないと言えます。

私たちが理想としたいのは下段右で屋根の傾斜が目立たないものを最良としたいのですが、ここまでするためには多くの改良を必要としているのではないでしょうか。

さらに言うと、上から背を抑えたような感じ?を演出するためには何が必要か?

背の始まり部分を意識して“「への字」腰”ではなく、“「への字」背”を残せば良いとなると思われますが、「へ」の字の一番高い部分は遺伝性が高く、なおかつ腰折れが足りない個体が続出するはずなので、スタンダードな改良の方向性を見たほうが良いようにも感じます。

つまり、神経棘を無くす方向性か痕跡のみにするように改良を進めるべきと思うわけです。

いずれにしても、今ここに書いていることはあくまで『仮説』の域を出ていません。何も実証されていませんが、観察から窺い知れることで、実証されれば、らんちゅうの改良の方向性の指針となるのではないかと、予言しても差し支えないかもしれません。

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2010年12月 2日 (木)

らんちゅうとトラフグ

らんちゅうはそろそろ冬眠の季節。

寒くなればフグ鍋が美味しく感じられる季節です。主役の交替ですね。らんちゅうは食べませんけど!

そこで、「背が低い」に注目して、らんちゅうとフグを比較してみました。

トラフグをまじまじとご覧ください。これがね、見事にらんちゅうが実現しようとして出来ない「背の低さ」を実現しているんです。それも全てのトラフグという種に共通して。それこそ背中にお猪口が乗るほど平坦なんですね。

なんであんな形状になったんでしょうね。不思議な魚です。でもらんちゅうだって同じですよね。偉そうに言えません。

で、そのような変わった形状を土台から支えているのが骨格ですよね。トラフグの骨格を見てみました。(※魚類解剖大図鑑 図版編)

Hzptfu04 

1.神経棘が太くて短く変形している。

2.肋骨がない。

3.フグは後方に位置する背鰭と尾鰭で遊泳する。

トラフグの扁平な形状は、底物(プレコやナマズ類)なら判りますが、普通に水中を泳ぐには何故あの形が必要だったのかという疑問が湧いてきます。

特に面白いのは、トラフグには肋骨がないんです。内臓を保護する肋骨が無いとはこれいかに?

こういうことなんです。トラフグは泳ぎが下手。→外敵に襲われる→その時どうするか?→威嚇する→体を膨らませて→膨らませる為には肋骨は邪魔

となっているようです。肋骨が無い代わりに、肉がべらぼうに硬いそうです。コラーゲン量が他の魚種に比較して多くかなり硬い。だからフグの肉はプリプリしているんですね。

ま、そんなことはどうでも良いのですが、要は、トラフグにおいてもあれだけ背を抑えたように見えても神経棘は存在するということです。さらに肋骨で幅を出しているわけでもない。つまり骨格にどのように肉が付くかという問題が浮上するわけですね。

いずれにしても、らんちゅうもトラフグと同等ぐらいまで、神経棘を低く太くすれば幅を見せるようになるということです。

さらにもう一つ、“ボラ胴”とか“ボラ背”なる用語にも触れてきました。そのボラの骨格とは如何に?と思ってついでに見ると・・・

他の魚種に比較して神経棘が短く、頭に近いほうの神経棘は、さらに短く癒着したような形になっておりました!

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背の低さのポイントはどうやら神経棘をどう処理するかという問題に落ち着きそうです。

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