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2010年5月

2010年5月28日 (金)

『いのちドラマチック』を克目せよ!~番組告知~

前々から注目していた分子生物学者がいます。

5月6日・13日号の週刊文春で福岡伸一氏の連載に、はたと手を打ったんです。以前にも分子生物学的に、今流行りのコラーゲンを経口摂取したからといって、体内でコラーゲンが増えるわけではないことを喝破されていたりとか毎回楽しみにしているコラムです。

「選んだのは誰か」というテーマで、その一文の一部を紹介するとこうなんです。

『ニワトリ、カイコ、ブルドッグ・・・・人間がその進化のプロセスに介入し、自然になりかわって選択者としてふるまい、作り変え、新たに生み出した生命。その生命たちはもはや人間なしでは生きていくことができない。一方、人間も またそんな生命に助けられ、あるいは支えられて生きている。これは人間と人間が作り出した生命との新たな共生関係とも呼べる。そしてここにはドラマがある。』  “福岡ハカセのパラレルターンパラドクス”より

ふんぺいの以前からの問題意識を見事に書き表してくださっていたんですね。改良種や育種ということの意味、カイコなどは繭を作ることに特化してその繭から出ることが出来ないって知ってました?繭から糸を紡ぎだす時、湯に繭をつけてそこから取り出しますよね。その時、中の幼虫はどうなっているのか??ってね。

人間の目を楽しませるだけのために改良された金魚、そしてらんちゅう。その存在理由(レゾンデートル)とは何か?がいつも気にかかっていたんです。それを“人間と人間が作り出した生命との新たな共生関係”と氏は定義した。これを読んで腑に落ちたんです。救われたような気分。

以上をテーマに番組を制作していることが告知されていたんですね。それがNHKのBShiの『いのちドラマチック』だったんです。

で、先日ある方から情報が・・・

『いのちドラマチック』でらんちゅうが取り上げられる。??らんちゅうってか??

BShi   6月2日(水)午後9:30~9:59
BS2   6月3日(木)午後8:30~8:59      
http://www.nhk.or.jp/inochi/

キター!!って感があります。どんな番組としての仕上がりになっているんだろう?楽しみで仕方ありません。

福岡氏はどのようにコメントされるんだろう?是非とも克目してください。

で、取材はどなたの所に行ったんでしょうね。

この番組、毎回テーマが私の問題意識と合致していることが判りました。なるほど、ここまではっきりと繋がっていたのかと納得がいきました。ふんぺいは何となく気がついてはいたが、その周りをグルグル回っていたんだと。

「青いバラ」もラインナップされています。興味津津です。

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2010年5月24日 (月)

続『ランチュウ中心 金魚の飼育と繁殖』~宇野仁松関係~

昨日に引き続き、当書籍を読んでいて気が付いたことを書いておきます。

「昭和のはじめごろまでは、りっぱな頭部をもった三~四歳の成魚の鑑賞に重点が置かれていたのに、最近は当歳魚の仕上がりに重点が置かれているような品評会が多くなり、二歳魚以上は単なる仔引き魚としてしか見ないようになってゆく傾向がある」と関西の大先達の宇野仁松氏は嘆かれています。50ページ

こんなことが載っていたんですね。これが書かれた頃は、宇野先生は日本らんちゅう協会西部本部長をされていたんですね。つまり、宇野系やら京都系やらのカテゴリーの無い時代にまさにらんちゅうの鑑賞の基本を絶えず仰っていたんでしょう。

さらに、肉瘤についても書かれています。

49ページに

①頭頂部だけが盛りあがった“トキン(兜巾)形”

②鰓蓋の肥厚度の強いのを“おかめ”

③頭頂、鰓蓋、さらに目の下の各部分にわたって肥厚発達しているのを“シシガシラ(獅子頭)”

目立たないです、この書き方では!(^_^;)

大野氏ももう少し頭について書きとどめて下さってたら・・・・と思いますね。

ここで注目は②の“おかめ”です。みなさん“おかめ”はそういうことだそうです。間違えてませんか?目下が張り出しているのが“おかめ”じゃないんですよ。この書き方ですと、“おかめ”と“鬢張り”はどうやらイコールみたいですよ。

肉瘤の昔のパターンは三つですよ。それも今とは違いますね。

龍頭(タツガシラ)は範疇に入ってませんよ!

このように大野氏は肉瘤の区分を書きとどめてくださってますが、今ではどれも見分けのつかない頭のランチュウしか見ることができませんよね。

宇野先生の仰っていたことを真摯に受け止められる方が今何人いらっしゃるのでしょう。

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2010年5月23日 (日)

『ランチュウ中心 金魚の飼育と繁殖』を読もう

今日は朝から土砂降り。こんな日は、腰を落ち着けて久しぶりにブログの更新でも。。。。

入門者の方は、らんちゅうの飼育方法で悩むことも多いと思います。断片的な情報はネットにも散見されますが、体系的に整理された情報はやはり書物に優るものはありません。本当に学ぼうとされる方はまず書物にあたるべきです。

ふんぺいは、未だに何か迷った時とか初心を忘れない意味において書物を読み返すことが多々あります。

そのような意味において、入門者の方にお薦めする書物の中でも飛びぬけて実戦的なものでヒントが沢山書かれているのは、

大野三男著 『ランチュウ中心 金魚の飼育と繁殖』

です。ふんぺいはこれを嚆矢とします。1976年(昭和51年)発行の書籍といえども、未だにこの書籍を超えるハウツー本は出ていません。いやむしろこれからも出ないかもしれないのです。それほど文章力、構成力は卓越しており、読めば必ずや入門者は為になるはずです。

7章から構成されており、

第1章 飼育の基礎知識 正味110ページ

第2章 管理の基本 34ページ

第3章 繁殖・育成をふまえた飼育管理の一年  100ページ

第4章 主な病気と害敵  22ページ

第5章 遺伝と品種改良  12ページ 

第6章 研究会・品評会 16ページ

第7章 主な高級金魚の特性と飼育法 8ページ

ページ数を見ればどこに力が入っているか歴然としますね。
その中でもこの本で最も注目されるものは、『第3章 繁殖・育成をふまえた飼育管理の一年』なんです。飼育の一年を週ごとに追っていくという至れり尽くせりの内容は、きっと入門者の方たちも読みながら、リアルタイムに飼育方法の基本を学ぶことが出来、ご自分の飼育と照らし合わせて比較が可能なんですね。そんな使い方をすると、飼育技術の向上も早いのではないでしょうか。

第7賞も見事な内容なんですが、見てください、僅か8ページ! どれだけランチュウ中心なのか!!

是非とも古本で探すか、図書館で借りて読んでみてください。

 

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2010年5月16日 (日)

メガテン君通信ハイパー

さてさて、少しお休みしておりました。

やっと産卵の段取りが出来て、そろそろとスタートしております。

あのメガテン君はどうなったか?気になります?そんじゃどうぞ!!

Dsc_1500
んん~あんまり変わってませんねえ~

で横見はってーと
Dsc_1502
おお!背は素直な線を描いております。

目はかろうじて目被りにはなっておりません。が、やっぱり違う意味でのメガテンになってしまっています。(黒目のみの・・・)

ってなわけで本年も引き続きメガテン君を追っていくことにします。

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