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2009年6月10日 (水)

中国金魚を考える

ピーシーズ発行の『中国金魚大鑑』を久しぶりにツラツラと見ていて感じたことを書きます。

中国金魚の色や形のバリエーションは、「こんなものまであるのか」と感嘆させられます。お国柄なんでしょうね。片っ端から掛け合わせて残す。これの繰り返しが奔放な遺伝子の悪戯(いたずら)を許しているって言ったら良いのでしょうか。

同じ金魚なのに日本の場合、枠に嵌めたがるから、そのような悪戯は断じて許さないベクトルが働いているのでしょうね。良い悪いは別ですよ。これもお国柄と考えたほうが良いですね。

件(くだん)の本には色々なタイプのらんちゅうも掲載されています。驚いたことに中国には頭の質が全く違うものが残っているんです。その時に気が付いたのは、ライオンヘッド(中国)と獅子頭(日本)は違うってことです。ライオンヘッドはまさしくライオンの頭なんです。鰓蓋に肉が盛っていて顔を一周していて、雄ライオンのタテガミみたいになっているんです。それはそれで見事です。日本の獅子頭は獅子舞の獅子をイメージしているからライオンじゃないんですよ。

中国のように大規模に数多く採卵して出てきたものを人間がチョイス(選抜)する作業は大切なんだって思うわけです。だから選別淘汰って我々が考えている以上に難しいってことなんでしょう。膨大な数の仔から何尾かをチョイスすることの危うさを今一度再考してみることって重要ではないでしょうか。

こんなに違うものが残っちゃうんですから、人間がしっかりしていないと全く別物になってしまうってことです。人間が迷走したら魚も迷走するってことなんですよね。どこに基準を置くか。。。それをしっかりと見据えないと獅子頭らんちゅうもらんちゅうじゃなくなってしまうということなんだと思うんです。いかがでしょう。

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